猿谷透の精神科医の日記

開業精神科医が毎日の出来事を日記にしたためます。守秘義務の許す範囲で公開していきます

6/25 2014

体の芯からダルさがある。右肩の肩甲骨と左の腰が痛い。凝ってるというより、ヒリヒリと痛む感じ。それでも診察は始まってしまう。合間でストレッチを繰り返すがどうにもならない。あまり厄介なことにはならずに午前を終了できた。午後からは往診。新規のところや在宅が多いので移動に時間がかかる。道も混んでいる。車の中では喋る気にもならない。帰ってからカルテを書いて、どうしても仕上げないといけない書類だけ書いて早めの帰宅。丁度の時間に整体の先生が来てくれて早速治療開始。どこが辛いとか言ってないのに辛い箇所を重点的に治療してくれた。かなり辛かったでしょうと言われて、やっぱりひどかったことを自覚した。施術後は軽くなってポーッとした。今日は生きていれば七回目のリーベの誕生日。軽く食事を済ませて、この日のためのワインを開けて妻と飲んだ。時間が経っても奴の不在が辛い。何をしていても以前のように楽しくない。もしかしたらこれからの人生、本当に心から楽しむなんてことはできなくなってしまったのかも知れない。それでもしなければならないことがあるし、毎日をやり過ごすことはできるだろう。でもなんだかスポンジみたいな人生だなと思う。軽くてカスカス、吸い取ってもすぐこぼれてしまう。そのことが一番辛い