猿谷透の精神科医の日記

開業精神科医が毎日の出来事を日記にしたためます。守秘義務の許す範囲で公開していきます

8.27

 今日は朝の目覚まし時計が狂っていて、いつもより30分早く起きた。どおりで眠たいわけだ.車に乗ってから気づいた次第。

 朝からたくさん患者さんがくるかなと思っていたら、意外と少なめ。と油断したところでどんどん来はじめて、途中は座るところも少なくなった。

 あるおばさんの患者さん。「健康グッズを売りに来た方が睡眠薬は脳を麻痺させてるだけだから早く辞めた方が良いと言ってくれました。今日は少しでも減らして欲しい」「漢方薬局に相談に行ったらこれを飲めば良いといってくれた」などといってくる。最初は笑って聞いていたが、最後には「辞めたければ辞めれば良いが、主治医と健康グッズの販売員のどちらを信用するのか?あなたの決断ですよ」と言ってしまった。大人げないのだが、これくらい言わないとこの人はこんなことを言い続けるのだろう。難治性のうつ病がやっと治ったところなのに。最後の12時以降はキャンセルの方が多くて結局14時には終了出来た。

 お昼はお味噌汁の日。ふりかけとご飯が美味しい。後は水出しコーヒーがいけてる。村田にもらったお菓子もそろそろなくなりかけている。

 夜診は身体が重かったのだが、診察をするにつれてペースが上がっていった。良い感じだ。初診の17歳と45歳の人はどちらも発達障害の疑いあり。共にADやADHD傾向のあるタイプ。早めに心理検査を実施したい。今後は自己記入式の質問用紙なども活用する予定である。

 夜診終了後は年金と手帳の診断書各1通。レセプトチェックを16日以降分をわずかにこなして仕事を終了。

 帰宅後は美味しいタコが手に入っていたので、頑張って洗いを作った。もう少し包丁の入れ方を工夫したらもっと美味しくなるだろう。淡泊なものほど包丁の入れ方でも味が変わってしまう。ついついビール2本と焼酎2杯まで行ってしまったが、懇願するリーベのために夜の散歩に出かけた。最近こいつらバカバカ散歩である。特にラッフェがバカになっている上に好奇心が強いので引っ張り回される。少しの距離でも筋トレしてるみたいに疲れる。それでも帰宅後のシャワーで気分爽快。涼しくなってくれたので助かる。