猿谷透の精神科医の日記

開業精神科医が毎日の出来事を日記にしたためます。守秘義務の許す範囲で公開していきます

3/24 2015

家族葛藤をテーマにした嫌な夢で朝目覚めてしまい、汗びっしょりだった。風呂に入って気分を変えて出勤。まだまだ溜まっている仕事があるので、朝のうちに給料関係と勤務表関係を仕上げたのだが、パソコンの具合が悪く印刷ができなかった。システムというのはいじくった後に必ず不安定になる。システム改革は回数を少なく、ピンポイントでしかも大胆におこなわねばならない。これはパソコンも組織も同じことが言える。朝の診察からなぜかクドクドと冗長な人が並んだ。大体が発達障害系の人。理解力が乏しく、会話のキャッチボールがうまくいかないから時間がダラダラと過ぎてしまう。当然イライラしてしまう。そんな人が何人もいて、しかもコミコミモードの日は精神的にキツイ。さらには普段何事もない人までが調子を崩している。春の気候の乱れも関係あるのだろうか?はたまた春に環境変化が重なる日本の慣習のせいだろうか?1時を過ぎても全然終わらず、ついに2時過ぎになった。最近では珍しいことだ。あまりにイライラを我慢しすぎてしんどくなった。この仕事向いてないのだろうか?昼にゆっくりして夜の部は気持ちが重たい。途中から一人ひとりゆっくり時間をかけることができ始めてからは気持ちにもゆとりが出てきた。丁寧な診察は治療者に対しても癒しになる。7時過ぎには終了。書類仕事をこなす。早く終えてプールに行こうと思っていたが、パソコンの修理に業者が来て早く終わった時に限ってこんなことになる。しかもパソコンもカルテも使えないから仕事にならない。とはいえ先日この業者さんに数時間も待ちぼうけを食らわせてしまったので、文句も言わずに作業が終わるのを見守った。9時頃終了。帰宅して犬の顔を見てやっとホッとした。豚しゃぶ鍋、カルパッチョなど。妻と話をしていると昼間のストレスが次第に和らいでいった。家族との会話はそれだけで治療的である。12時には就寝